次回のゴー宣道場もゲストとして
ご登壇くださる松竹伸幸先生の
『憲法九条の軍事戦略』(平凡社新書)を
拝読しました。
アメリカに唯々諾々と従うだけ、
主権などないに等しい日本の現状を、
松竹先生は本書で明らかにしています。
しかも過去の日本の政策のあり方を
緻密に検証しつつ論を進めているので、
戦後日本の歩みを俯瞰してみることができます。
叫び声が大きいだけ、勇ましい言葉を並べるだけの
自称「愛国者」とは対照的。
昭和20ー40年頃の日本の姿を
じかに知らない私には、非常に勉強になりました。
自主防衛派が力を持ち得なかった背景を、
先生は次のように分析しています。
一つはアメリカの圧力、
そしてもう一つは、日本の戦略の基本方向が
アメリカと変わらなかったこと。
『日本を守るためには専守防衛だけでは足りず、
抑止や戦略攻勢が必要であって、その部分も
日本が担うというのが自主防衛派の考え方である。
そういう考え方にとどまっていては、結局、どんなに
軍備を拡大しても二流の抑止力にしかならない
自衛隊を鍛えるために力を費やすより、
世界で最高の抑止力であるアメリカに頼るという
結論にならざるを得ないのである。
自主防衛のためには、アメリカとは異なる
独自の軍事戦略をもつことこそが必要なのに、
その核心が欠如していたということであろう』
なるほど何かすっきり。
そして「抑止力」とは何ぞやという話になり、
主題である「九条の軍事戦略」へとつながっていきます。
(ここから先は、道場当日までに先生のご著書を読んでみて!)
一つ、目からウロコ。
憲法九条の“制約”があるから
日本は真の独立ができないのだと
私は漠然と思ってきました。
ところが、日本の基本姿勢である
専守防衛は、現在の国際法や国際政治の
流れと大きな乖離がないと先生はおっしゃり、
その実例も挙げられています。
ということは、憲法九条は変えなくても良い・・・?
(つづく)
「憲法9条で平和は守れるか?」
平成27年10月11日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。
「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。
毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。
人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )
詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。
「第50回ゴー宣道場」(10月11日)のテーマと登壇者が
ようやく決まった。
テーマは『憲法9条で平和は守れるか?』である。
多分、安保法制も通されるだろうから、
集団的自衛権行使で、憲法9条は守られる。
さて、それで平和が守れるのだろうか?
8月の「ゴー宣道場」に続き、再びゲストに
松竹伸幸氏を招き、9条と国防の問題を議論する。
そして「ゴー宣道場」のもう一人の師範・堀辺正史氏が
久しぶりに登壇してくれることになった。
面白い議論になりそうだぞ。
当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。
参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」、もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)を
クリックして、申し込みページにお進み下さい
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい
お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。
※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。
・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
「reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。
「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください
申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。
当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
応募〆切 は 平成27年9/30(水) です。
当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい
皆様からの多数のご応募、お待ちしております